昨年の12月に、「いきたひ」〜看取り・命のバトン〜というドキュメンタリー映画を見てきました。
この映画をみる少し前、放ったらかしていた胸のシコリが気になりはじめ、病院で検診を受けたばかりだったから(結果的に正常だった(笑))、もしかして乳がんで、私が死んでしまったら…と真剣に考えたばかりでした(*^。^*)
そんな時期だったので、死をテーマにしたこの映画を見ることが、私の中では、必要なタイミングだったんだと思います。
映画は、耳下腺ガンを患ったご主人と家族の記録をメインに、幸せに看取った体験をされた方々へのインタビューで構成されています。
私が印象に残ったのは、人は亡くなる瞬間に物凄いエネルギーを放出するのだそうです。例えると25mプール529個分の水を沸騰させられるくらい…らしい。
亡くなる人が人生をかけて味わってきた感情などの財産を凝縮して、とてつもないエネルギーとして、息を引き取る時に、周りの人に手渡されるそうです!
それを知ってから、実家の父と母は、絶対看取りたい!そう思う私がいます。
そして、もう一つ思ったこと。
人は、絶対死ぬんだから、やりたい事は、全部やり切って死にたい!
ということ。
映画の後の長谷川監督のお話がまた良くて、
お年寄りが徘徊するのは、元気な時に自由に行動したかったのにしなかった(出来なかった)からで、それを人生の最後にやり遂げたい!という気持ちの現れだそう。
特に戦後の貧しい時代を生きてくれた方々には、我慢することの方が多かったんだと思う。
暴言をはいたり、わがままになるのも、今まで我慢してきたからなんだなぁ・・・と思えたら、接する気持ちが違っくるような気がします。
私も少し痴呆の入った義母に対して寛大になろう!って思えています(*^_^*)
夫婦関係にしても、癌がわかる前までは、すれ違い夫婦だったとか…。そこにも共感したりして(笑)
監督が書かれた「いきたひ 生前四十九日」(下の写真)のカバー裏に書いてある文章がとても響いたので、シェアします。監督の話の中でも紹介してくださった言葉です。
「自分を喜ばせることに躊躇しないで、自分の至福に従ってみてください。
それがあの世の方々の喜びにも直結するからです。」
一度きりの人生。死ぬ時に、「あぁ。思いっきり楽しみ、生きる喜びを味わった人生だったなぁ・・・」といって死ぬことができたら、最高の幕引きだなぁと思います。
そんな、死に方をするために、今、何をするか・・・。
最近、そんな見方ができるようになってきました。
いつ死んでもいいように。
今できることを、精一杯やっていけたら幸せだな。
そして、もし、出来なくても、そんな私もオッケー👌⭕️と許せる私でいたい。
そう思えた映画でした。
お近くでもし上映されていたら、是非足運んでみてください!
お奨めの映画でした~(^_^)/
私も、また観たい!
何回観ても、その時々で心に響くものが違うんだろうな〜、と思います💕✨
最後まで読んでくださってありがとうございました。