水仙の花が楚々と咲いていて、辺りに香しさが漂う季節になりました(^^♪
今回は、先月ナビ研修で学んだことについてのアウトプットです。
長い文章になりますが、良かったら読んでみてください(^^♪
内容は、「椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症(すべり症)」についてです。
60歳を超えると多くの方にどちらかの症状が見られるそうです。
・骨盤が後傾(丸腰)タイプがなりやすく、
・特徴は、О脚になりやすい。下半身太りで足が太い。姿勢が悪く、肩下がり、胸下り、たれ尻。
・前かがみ労働や座りすぎなど、長時間、腰を曲げたままの姿勢を続けることで、腸腰筋が縮みっぱなし→腰椎の前カーブが無くなる→椎間板が後ろに飛び出して、神経を圧迫するという順序で痛みが発生する。
※坐骨神経痛の7割は、長時間の座業姿勢などによる、お尻のコリ(梨状筋が坐骨神経を締め付ける)が原因。
★治し方★
・頭部前傾を改善する。
・開脚座で腰の前カーブが出来るようにする。
★予防するには★
・膝を揃えて座る(膝を輪っかタオルで縛ると効果的)・・・自然と腰が伸び前カーブができるので、尾てい骨で座る癖のある人は、膝を縛るなどして、坐骨で座る工夫をする。便秘、冷え性、生理痛やPMSにも効果あり。
・長時間の運転でも、腰の前カーブが出来るように腰にクッションをあてるなどの工夫をする。
・かがみっぱなしにせず、時々、腰を起こして、背骨の前カーブを作ってやる。
一方
脊柱管狭窄症
・骨盤が前傾(反り腰)タイプがなりやすく、
・特徴は、腰を反らせると痛み、しゃがむと楽になる。おなかと背中に肉が付きやすい。西洋人タイプ。あご、首のたるみ、膝痛などが特徴。鳩胸、出尻。
・腰の前カーブが強すぎて、腰椎が前にズレ、神経が圧迫されて痛みが起こる。
・反り腰の人は、腸腰筋が緩み、腹筋が弱い。
★治し方★
・ゆるんでしまった腸腰筋を引き締めて、前にズレた(反りすぎた)腰椎を背中側へ押し戻してやる。
・左右の腸腰筋のバランスが取れてくると、腰椎のねじれが取れて、痛みが治まる。(圧迫されている神経が解放されるから)
★予防★
・腹筋や腹横筋、腹斜筋などのお腹周りの筋肉を鍛える。
・立っている時は、腹筋に力を入れ(お腹を前に出さない)、腰を反らさない。
・リュックを使うなら、背中ではなく前に背負う。
👆フリー画像からお借りしました(^^♪
★結論★
①腸腰筋をどう整えるか。。。
腰が丸まったのも反り過ぎたのも、腸腰筋の使い方に問題があり、起こっている。
腸腰筋が、縮みすぎると、腰曲がりのヘルニアになり、逆にゆるみ過ぎると、反り腰の狭窄症になる。
さらに、腸腰筋は、残留便が溜まると、弾力が失われ(伸びていき)、反り腰になっていく。だから、食べすぎも要注意となる。
②頭部前傾を治し、頸椎を整える。
長時間のパソコン作業やスマホ使用、黙々と作業を続けるなど、疲れると頭部前傾になってくる。首が前に倒れることで、身体は頭部を胴体の中央に乗せようとするために背中から腰に掛けて緊張させる。
だから、腰曲がりも反り腰も、頭部を胴体の真上にのせるように首を整えることが、治療でもあり予防になる。
以上が、椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の原因と対策でした。
では、次に
痛みがある時の動かし方について
も併せてまとめておきます(^^♪
痛みには、炎症痛と動作痛とあり、
〇炎症痛・・・「安静にしている時にもズキズキ痛む」→安静が大事。
〇動作痛・・・「普段は痛まないが、ある角度に動かしたら痛む」→どうしたら痛くなく動かせるかを観察しながら動かし方を工夫する。
以下、動作痛の動かし方について書いていきます。
★動作痛の法則★
①ある角度に動かすと痛む場合は、痛む方向に動かすと関節を痛める、または変形に繋がるので、「その方向に動かすのはNG」と痛みで教えている。
②動作痛の原因は、筋肉の不正使用である。痛む方向と反対の筋肉(使われていなかった筋肉)を使うようにすると動作痛は消える。
③レントゲンやMRIで発見される背骨の狭窄症や、変形性膝関節症などは、筋肉の不正使用の結果であって、その部分を手術して形だけ整えても、さらなる筋肉の不正使用によって再発する。
④身体への感受性が敏感な人は、素早く動作痛に気づくが、鈍感な人は変形するまで気づかない。日ごろから身体の観察、違和感への気づきを大事にすること。
⑤いかなる動作痛でも、変形してしまった関節でも、手遅れということはなく、間違った筋肉の不正使用を止め、正しい運動(使っていない筋肉を使用)で調整すれば改善する。
⑥「正しい運動とは?」筋肉の不正使用の反対方向への運動をさせること。
※例えば、腰椎の右側ばかりの筋肉を使用していると、腰椎は右に湾曲し、ズレてくる。これが、ある程度のズレになると、それ以上のズレさせないように痛みで教えてくれる。この時に、これまで使ってこなかった左側の筋肉を使うようにすると、左側が強化され腰椎を左に引っ張るのでズレが元の位置に戻り、痛みも消える。
※動作痛は、アスリートの宿命でもある。野球の投手など、筋肉の使い方を誤ると動作痛に繋がるので、無理のない(正しい)フォームに治すと動作痛が出ないだけでなく、パフォーマンスそのものも上がる。
★動作痛の結論★
動作痛は、「この方向には動かすな」という身体からの警告であり、「動かしても良い方向へ動かすと痛まない。」
引っ張られて痛む筋肉は、逆に力を入れて緩める反発法によって、痛みが消える。
動作痛があると痛みを恐れて、動ける部分があるにも関わらず、絶対安静にしてしまい、血流を悪くして、余計に治りが悪くなる。
動作痛があっても動かして、正しく使ってやると痛みは消えるので、常に自分観察が必要。
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ここまでが、研修で学んだ理論です。
では実際、それを自力整体でどう改善していくのか。。。
については、
教室でお伝えしています(笑)
今回の実技は、左右の骨盤を交互に動かしながら、ズレや歪みを治していき、最後に筋肉量増大運動(筋活)という「ほぐす→歪みをとる→強化する」の順でやっています。
後半(約30分)の筋肉量増大運動は、なかなかハードではありますが、音楽を聴きながら、動かしていきます。(音楽の軽快なリズムで苦しさが紛れるww)
筋肉量増大運動を続けることで、血管も拡げる効果があるそうです。
40歳を過ぎ、何もしないでいると、年に1%ずつ筋肉量が低下するそうです。
筋肉量が多い若い時は、関節がズレても筋肉が支えてくれるので痛みは感じにくいけど、加齢により筋肉量が少なくなると、関節のズレによる痛みが起こります。
なので、動作痛の痛みを予防するにも筋肉を付けていくことは大事なことです。
50歳を過ぎ、腰ではくストレッチの効いてないジーンズを着ると、骨盤が歪み、腰が痛くなっていました。それで、そのお気に入りにジーンズは、今、娘が履いています(笑)
若い時に履いてたジーンズも、今は重く感じたりして、履けなくなっているものもあり、それだけ筋力が落ちたんだなぁ。。。と感じています💦
何もしないと、筋力は衰える一方の年齢になってきましたので、筋力をつけることは、続けていきたいと思っています。
自力整体を通じて一緒に、整えていけたら嬉しいです(^^♪
長々と書きましたが、今日はこの辺で終わりにします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、教室でお会いできるのを楽しみにしています(^^♪
最後の写真は、今朝の水仙。